ひざの上のねこ

ヤングマガジンで５０巻にも渡って続いた格闘マンガ「空手小公子小日向海流」をご存知でしょうか？
続編の「空手小公子物語」がヤンマが本誌にて連載中ですので、知名度は高いように思いますが……あの作品は、最初の１０巻くらいが１番ドキドキしました。
これはもちろん、それ以降の巻がつまらないというわけではありません。

中盤以降の舞台がリングの上であるのに対し、前半は実戦が舞台でした。

ＶＳ柔道、ＶＳテコンドー、ＶＳ剣道、ＶＳ忍術と、過去の空手が旨としていた「対実戦」が描かれていたのは、極端にスポーツ化したり、誇大妄想に取りつかれたような空手マンガとは一線を画した面白さがあったように思います。